福島知事、いわきへの「まん延防止」適用を要請 確保病床の使用率91・8%

福島県庁舎

 福島県の内堀雅雄知事は2日、新型コロナウイルスの感染急拡大が続くいわき市の求めに応じ、まん延防止等重点措置の適用を政府に要請した。感染拡大が続く郡山、福島両市についても、今後の状況次第で要請を検討する。

 同日夕の緊急記者会見で内堀知事は「県内で感染力の強いデルタ株への置き換わりが急速に進んでいる」と指摘。首都圏の感染増が福島に波及しているとの見方を示し、「人の流れが多い3市の感染拡大を食い止めなければ県全体に影響する。特に危機的な状況のいわき市については強い措置が必要だ」と述べた。

 1日時点のいわき市の確保病床の使用率は91・8%に達し、医療体制が逼迫(ひっぱく)している。市の直近1週間の人口10万人当たりの新規陽性者数は55・55人で、緊急事態宣言下にある千葉県や大阪府と同水準にある。

 2日午後に記者会見した清水敏男いわき市長は「これまで経験したことのない脅威の中にいる。危機的な状況だ」と、市民に最大限の警戒を呼び掛けた。

 福島県の重点措置の適用要請は5月に続き2回目。前回は会津若松市で続いた感染拡大を念頭に要請したが、政府は他県の感染状況との比較などを理由に適用を見送った。

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