全国初の「ファスト映画」摘発に感謝状 映画関連5団体

湯原署長(右)に感謝状を手渡す後藤代表理事

 映画の内容を10分ほどに編集した「ファスト映画」を動画投稿サイトに公開したとして、塩釜署と宮城県警生活環境課が著作権法違反容疑で男女5人を全国で初めて摘発したことを受け、映画関連5団体は4日、同署などに連名の感謝状を贈った。

 5団体のうちの一つで、映画やアニメの著作権者でつくるコンテンツ海外流通促進機構(CODA、東京)によると、事件前に55あった動画投稿サイトのファスト映画アカウントは現在8まで減ったという。

 塩釜署であった贈呈式で、CODAの後藤健郎代表理事は「新型コロナウイルス禍の巣ごもり需要に目を付け、視聴回数を稼いで広告料を得る卑劣な事件。検挙は捜査員の尽力のたまものだ」と感謝した。

 同署はサイバーパトロールなどで新たに発見した著作権法違法とみられる映画やアニメの動画情報を提供。湯原和彦署長は「サイバー空間は新しい犯罪が次々と出現し、早期の発見と検挙が重要だ」と話した。

 塩釜署と県警生活環境課は7月までに、昨年6~7月ごろに計5作品のファスト映画を動画投稿サイトに公開した疑いで3人を逮捕。4作品の動画製作に関わった疑いで2人を書類送検した。仙台地検は7月に逮捕された3人を起訴した。

関連タグ

河北新報のメルマガ登録はこちら

企画特集

先頭に戻る