仙台市長選で再選された郡和子市長(64)は河北新報社のインタビューに応じ、選挙戦の総括と2期目の展望を語った。
(聞き手は報道部・高木大毅)
-今回は自民、公明両党市議の支援も受けた。旧民主党衆院議員時代からの支持者の心中をどう思う。
「言動が変容したと思った人、首長としてウイングを広げることに好感を持った人、二つのパターンがあったと思う。私自身は衆院議員時代と基本的な考え方は何も変わらない。ただ、基礎自治体の首長として政策を進めていく上で、いろいろな考え方の市民から賛同を得る必要がある」
-新型コロナウイルス感染防止を優先し、街頭演説を控えた。有権者と接する機会は十分だったか。
「街頭演説は『密』につながるため配慮が必要だった。もっと、あちこちで訴えを聞いてもらえたら良かったが、致し方ない。それでも選挙カーで住宅地を細かく回ったり、会員制交流サイト(SNS)や動画投稿サイトで意見を寄せてもらったり、機会を広げながら運動したつもりだ」
-公約に数値目標を盛り込まなかった。現職は示せる立場だったと思うが、有権者を軽視していないか。
「全くそういうことはない。マニフェストに数値目標を掲げる戦い方もあるが、事業展開や目標は形になってから表したい。どういう仙台をつくりたいかという大枠は提示できた」
-新型コロナの影響で市財政は厳しい。音楽ホール、市役所本庁舎の建て替え、東日本大震災のメモリアル施設などの整備は先送りや凍結があり得るのか。
「各事業が同時並行で進むわけでなく、費用がかかる時期にはずれがある。今のところ着実に進めるべきだと認識する。市財政は厳しいが、未来に投資をしなければ、コロナ収束後の都市間競争が想定される中、手遅れになりかねない」
-選挙戦ではトップセールスによる企業誘致の必要性を繰り返し訴えた。具体的な方策や数値目標は。
「既にIT関連などの誘致が進んでいて、福岡市に次ぐ地域になっている。もう少し網を広げ、さまざまな業種・業態に仙台の良さを伝えたい。コロナ下の現状で(トップが)動くのは難しいが、起業の実績も含め福岡市を上回りたい」
-市議会の大多数に支援され「借り」ができたのではないか。自由な市政運営ができなくならないか。
「与党、野党の区分けは、もとよりしていない。選挙で支援を受けたことは大変心強く、ありがたかったが、それでがんじがらめになることは、あってはならない。市議も私も、それぞれに市民が第一と考えて発言し、提案する。アプローチの違いなどは丁寧な議論と説明で解決できる」
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