お盆の帰省、ワクチンが後押し 家族に友人に一目会いたい 新幹線は空席目立つ

 全国的に新型コロナウイルス感染が急拡大する中、お盆休みの帰省シーズンが本格的に始まった。3連休初日の7日、仙台市のJR仙台駅に到着する新幹線には空席が目立ち、帰省客による大きな混雑は見られなかった。県境を越える人々にとって、ワクチン接種が安心材料になっている様子もうかがえた。

連休初日にもかかわらず、コロナ禍前に比べて乗降客の少ない新幹線ホーム=7日午前9時ごろ、JR仙台駅

 埼玉県内の医療機関に勤める女性(28)は、長女と長男を連れて2年ぶりに帰省した。自身と宮城県柴田郡の両親はワクチン接種済みで「『帰ってきても大丈夫じゃないか』と言われた。迷ったが子どもの成長を見せたい。出歩かずに過ごす」と話した。

 新幹線ホーム、改札口ともに出迎える人はまばら。埼玉県に住む高校生の孫を待っていた仙台市太白区の80代の無職男性は「私も妻も接種を終えた。なるべく3人で自宅にいて、近所の人と接触しないようにしたい」と語った。

 ホームには感染者が急増する東京方面に向かう人もいた。病気で自宅療養中の友人を見舞うという宮城野区の無職女性(66)は「2週間前に接種を終えており、十分な免疫ができているはずだ。友人が急変して会えなくなるかもしれず、気を付けて行くしかない」と新幹線に乗り込んだ。

 JR東日本によると、7日の東北・山形新幹線の自由席乗車率は東京発盛岡行きやまびこ65号の95%を除き、下りは10~50%にとどまった。

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