仙台市バスが「脱帽運行」 コロナ下、運転手の熱中症を予防

脱帽して運行前の準備に当たる鹿野さん

 仙台市交通局は市バス乗務員の熱中症を防ごうと、制帽を脱いで運転する「脱帽運行」を初めて認め、6日に導入した。新型コロナウイルス対策として、マスク着用や車内換気を徹底するために、体温が上がりやすかった乗務員の労働環境を改善する。9月末まで。

 運転席は窓ガラスに囲まれて直射日光が入ってきやすく、乗客との接触を避けるビニールシートで仕切られている。運行中に健康状態に不安を感じる乗務員たちが、昨年から脱帽運行の導入を求めていたという。

 乗務員の鹿野秀克さん(53)は「脱帽すると、頭がすっきりして、運転や接客に集中できる。安全運転のために一層気を引き締めたい」と話した。

 交通局業務課によると、1942年の市バスの運行開始以来、制帽は制服の一部で、乗客の命を守る仕事を自覚させる意味があるとされてきた。脱帽運行の導入後も緊急時の乗客誘導などは従来通り、着帽して対応する。新型コロナ下で首都圏のバス運営会社も脱帽運行を導入している。

河北新報のメルマガ登録はこちら
新型コロナ関連

企画特集

先頭に戻る