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（３６）夕立の先に我が家のありにけり／千賀 しなの（２００２年～）
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夏の午後のにわか雨。あがると涼しい風が吹きわたる。その雨の向こうの我が家。ひょっとするとそのさらに奥は雨があがって、虹がかかっているのかも。もう我が家はすぐそこ。雨宿りなんかしないで青田の道を走っている情景は、まさに青春。そして、そんな経験を持った人が年齢を重ねると、今度は同じ十七音が望郷の一句と…
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- ・（３３）七夕を押し返す風ありにけり／阿部 みどり女（１８８６～１９８０年）
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- ・（３１）端居して一番遠い爪を切る／長峰 竹芳（１９２９年～）
