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イノシシ、脚を取られて身動きできず 東北道一時通行止め

東北道上り線の中央分離帯付近で側溝に脚が挟まり動けなくなったイノシシ=11日午前10時30分ごろ、仙台市太白区生出森東

 11日未明、仙台市太白区生出森東の東北自動車道上り線に、イノシシ1頭が迷い込んでいるのを東日本高速道路のパトロール隊員が見つけた。駆除のため東北道と仙台南部道路の一部が約1時間半にわたって通行止めとなり、付近は大渋滞した。

 宮城県警高速隊などによると、イノシシが見つかったのは11日午前0時10分ごろ。仙台南インターチェンジ(IC)付近の中央分離帯の側溝に後ろ脚が挟まった状態で、動けなくなっていた。

 県警などはイノシシの発見後、追い越し車線の数百メートル区間を通行規制。同日昼ごろには仙台南―仙台宮城IC間の上下線と仙台南部道路の仙台南―山田IC間の下り線を通行止めとし、イノシシを駆除した。

 イノシシは体長115センチ、体重70キロの雄だった。

 通り掛かりに写真撮影した仙台市若林区の男性会社員(54)は「渋滞で止まりそうな速度まで落ちていたため、こちらに突進してくるのではないかと心配だった」と話した。

路肩で動けなくなったイノシシ
路肩で動けなくなったイノシシ

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