貨物船座礁、油流出の長さ35キロに 一部は海岸まで漂着

三沢市の海岸に漂着した油(第2管区海上保安本部提供)

 青森県八戸市の八戸港で11日にパナマ船籍の貨物船「クリムゾン ポラリス」(3万9910トン)が座礁し、船体が割れた事故で、第2管区海上保安本部(塩釜市)は13日、油の流出範囲が午前10時時点で長さ約35・4キロ、最大幅約400メートルになったと発表した。油の先端部分は、三沢市の三沢漁港付近から北側の海岸線約19キロにわたって達しているという。

 運輸安全委員会の船舶事故調査官も同日、現地で調査を始めた。波が高いため八戸海上保安部で事故の情報を収集。乗組員からも話を聞いた。14日も関係者への聞き取りを行う方針。荒天が続き、船体調査のめどは立っていないという。

 船主は洞雲汽船(愛媛県今治市)の関連会社で、日本郵船がチャーターしていた。関係機関は13日までに、船主が業者を手配して貨物船から油を抜き取るための専用船や潜水調査のための調査船を派遣するほか、油の除去に向けて回収船を活用する方針を確認した。

 2管本部によると、貨物船は二つに割れ、船首部と船尾部は八戸港から北約4キロの海上にとどまっている。

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