さくっと軟らか「おつまみ牛たん」 仙台の居酒屋、EC販売に活路

梵天食堂が販売している「やわらかおつまみ牛たん」

 仙台市などで4店舗を展開する居酒屋「梵天(ぼんてん)食堂」は、仙台名物の牛タンを使った新商品「やわらかおつまみ牛たん」をEC(電子商取引)サイトを中心に販売している。新型コロナウイルス禍で来店客数の落ち込みが続く中、ECを収益の柱に育てる狙いがある。

 1枚30グラム300円。東松島市の食肉製造・加工業「オイタミート」と協力して開発した。さくっとかみ切れる軟らかさで、ビールに合うスモーキーな風味に仕上げた。常温保存できるため、今後は自動販売機での展開も構想する。

 梵天食堂を含むぼんてんグループでは、長引くコロナ禍で4店舗を閉店する一方、「楽天市場」「ヤフーショッピング」でのECに注力。巣ごもり需要を追い風に昨年4月には3000万円を超える過去最高の月間売り上げを記録した。

 「コロナが収束しても来客は100%に戻らない。ECの可能性を感じた」と安部昭彦社長。ECを恒常的な収益源に育てようと、自らも石巻市や女川町などの水産加工業者を訪問して参加を呼び掛けている。

 安部社長は「ご当地グルメを生かした新しい名物として育てながら、コロナ禍を乗り切る努力を続けたい」と話す。

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