次期衆院選の岩手1区で立憲民主党の公認候補選びが異例の争いとなっている。県連(小沢一郎代表)は政治資金を巡って係争中の現職階猛氏(54)に対し、新人のフリーアナウンサー佐野利恵氏(30)の擁立を決定。旧民主党の分裂時から続く確執が、さらに深い溝となって表れた。
盛岡市で14日にあった記者会見。佐野氏は達増拓也岩手県知事から白羽の矢を立てられたことを明かした。達増氏後援会の森越康雄会長は「新しい政治をつくれる人材だ」と、達増氏のメッセージを代読した。
階氏は2007年7月、知事に転じた達増氏の後継として1区補選で初当選。旧民主党分裂で小沢氏とたもとを分かち、12年12月の衆院選では達増氏の妻を「刺客」に送られた。旧国民民主党に身を寄せたが、小沢氏率いる旧自由党の合流に反発して離党した。
立民県連は昨年10月、階氏が旧国民在籍時に党の政治資金を不法に持ち出したとして、3000万円の損害賠償を求める訴えを盛岡地裁に起こした。今年6月に和解案を示されたが、折り合わなかった。
遺恨は深まるばかりで、県連は「共に戦う意思がないことは明らかだ」(県連副代表の木戸口英司参院議員)と、佐野氏擁立に踏み切った。「階氏が公認候補に内定した認識はない」として党本部に佐野氏の公認を申請する方針だ。
階氏は「1区の衆院議員としてなすべき事をなし、野党への期待と信頼を高めていく」との談話を発表。今回の擁立劇に直接的な言及はしなかった。
県連は岩手2区についても、元釜石市議大林正英氏(57)の擁立を発表した。2区では県連副代表の中村起(ゆき)子氏(56)が19年に立候補の意向を示していたが、宙に浮いたままとなっていた。県連幹部は「小沢氏の側近だけで決めてしまった」と不満げだ。
菅政権の支持率低下を踏まえ、県連関係者は「政権交代に向けたチャンスなのに、党運営にしこりが残る」と懸念する。
対する自民党は、1区に現職高橋比奈子氏(63)=比例東北=、2区に現職鈴木俊一氏(68)が立候補する予定。立民県連は野党共闘を念頭に置くが、共産党は1区に新人吉田恭子氏(40)の擁立を決めており、党県委員会は取り下げは考えないという。
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