浮世絵の名画ずらり 福島県立美術館で「ミネアポリス美術館展」

葛飾北斎の浮世絵などが並ぶ特別展

 世界屈指の日本画コレクションを紹介する特別展「ミネアポリス美術館 日本絵画の名品展」が、福島市の福島県立美術館で開かれている。人気絵師の浮世絵をはじめ水墨画、狩野派のびょうぶ絵など中世から近代の逸品92点が人々を魅了している。9月5日まで。

 米中西部ミネソタ州の最大都市ミネアポリスにある「ミネアポリス美術館」は、1915年開館。収蔵品約9万点のうち、日本美術のコレクションは約9500点に及び、米国最大規模を誇る。

 特別展で並ぶ浮世絵のうち、葛飾北斎の代表作「富嶽三十六景 凱風(がいふう)快晴」は、夏の朝焼けに赤く染まる富士山と爽やかな青空の対比が美しい。歌舞伎役者をりりしく描いた東洲斎写楽や、遊女などの美人画で知られる喜多川歌麿の名作もある。

 福島県三春町を拠点に活躍した雪村周継の水墨画、会津若松市出身の佐竹永海による風神雷神図など福島ゆかりの作品も紹介。白河藩主松平定信に仕えた谷文晁(ぶんちょう)の「松島図」は、日本三景松島の瑞巌寺上空から、湾に浮かぶ島々をダイナミックに捉えている。

 県立美術館の増渕鏡子学芸員は「ユニークな浮世絵や大迫力のびょうぶ絵を楽しんでほしい」と話す。午前9時半~午後5時。入場料は一般1500円、学生1100円、小中高生650円。連絡先は同美術館024(531)5511。

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