河北抄(8/18):今年も、帰省や旅行はかなわなかった。連…

 今年も、帰省や旅行はかなわなかった。連日の雨空のようにすっきりしない思いを引きずったまま、お盆の休み明けを迎えた方もいるだろう。

 停滞する前線の影響で、西日本を中心に記録的な大雨が続く。河川の氾濫や土砂崩れなどが相次ぎ、各地に甚大な被害をもたらしている。

 仙台では最高気温が20度に届かない日があった。遅れて地上に出てきたセミの鳴き声が、秋の気配に戸惑っているように聞こえたのは気のせいだろうか。

 悪天候に、新型コロナウイルスの爆発的な感染拡大が重なった。増え続ける感染者に、感染症の専門家や医療現場からは「制御不能」「もはや災害時」といった切迫した声が聞こえてくる。

 「数十年に一度」のはずの大雨が毎年のように降り、感染力の強いデルタ株が猛威を振るう。そうした状況下でも、日々の営み自体に大きな変化がなければ、危機感を抱くのは難しいのかもしれない。でも、意識を変えて行動に移さざるを得ない局面を、とうに迎えているのではないだろうか。

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