<いぎなり仙台>まちかどブラ昭和  西成田コミュニティセンター(富谷市) 増改築重ねた旧小学校校舎/住民の心のよりどころ

昭和の学びやの面影を今に伝える西成田コミュニティセンター=富谷市西成田
建物が小学校の校舎だった時代の運動会 =1959年ごろ(富谷市民俗ギャラリー提供)

 富谷市の田園地帯、西成田地区に、西成田コミュニティセンターは立つ。茶系統で統一した板張りの外壁や白の窓枠が特徴的だ。

 1873(明治6)年に開校した旧西成田小の校舎で、増改築を重ね、昭和期の1950年代に今の形が整った。

 市民俗ギャラリー学芸員の清水勇希さん(29)は「近代教育が始まった頃にはやった偽欧風の建物の名残がある。歴史的な価値は高い」と話す。

 74(昭和49)年に富谷小と統合し、閉校した後も、約50年にわたり交流拠点として地域を見守ってきた。「校舎の風景を残してほしい」との地域住民の要望を踏まえ、建て替えはせず往時の外観を今もとどめている。

 近年は2009~11年度と16年度に、内部を中心に大規模な改修工事を実施。宿泊機能を備え、研修や催事などで活用されている。

 自身も旧西成田小の卒業生で、西成田地区コミュニティ推進協議会の佐藤新次会長(66)は「施設は、多くの住民の心のよりどころ。地域の結束力を確かめる場になっている」と語る。(肘井大祐)

[メ モ]西成田コミュニティセンターは木造平屋で床面積約470平方メートル。調理室や大小の浴場、ホールなどを備え、板張りのプレイルームなどは主に子育てサロンとして使っている。富谷市西成田郷田一番94。連絡先は市生涯学習課022(358)5400。

河北新報のメルマガ登録はこちら
いぎなり仙台

 記者が気になる仙台圏のお薦めスポットやグルメ、話題をテーマごとに紹介するシリーズ。東北一の歓楽街・国分町での体験など、感じるままにルポします。


企画特集

先頭に戻る