車線減らして歩道ぐっと拡大 仙台・定禅寺通で社会実験始まる

歩道には出店やテーブル、いすなどが並び、憩いの空間が登場した=20日午後1時10分ごろ、仙台市青葉区

 仙台市のシンボルロード、定禅寺通(青葉区)で20日、車線を縮小して歩行者空間を拡大する大規模な社会実験が始まった。市と官民組織「定禅寺通活性化検討会」が9月7日まで実施する。歩道でイベントを開き、にぎわい創出効果や交通への影響を確かめる。

 社会実験の区間は東二番丁通交差点-市民会館前交差点の約700メートル。東京エレクトロンホール宮城前、せんだいメディアテーク前などで、車道にガードレールやコーンを置いて1、2車線を削減した。午前中は渋滞が発生することもなく、車はスムーズに流れた。

 車線縮小で広がった歩道空間には、雑貨や地元産食品の販売ブース、キッチンカーが出店。ベンチやテーブルセットも用意され、訪れた市民がケヤキ並木の下で自由な時間を過ごした。

 店舗の営業はおおむね午前11時~午後7時(一部は午前10時~午後8時)。実験期間中は出店者を入れ替えながら、延べ87事業者が参加する。

 軽食を提供する「NONBEE KICHEN」のスタッフ川田俊彦さん(47)は「仙台を代表する魅力的な場所に出店できるのはうれしい。たくさんの人に青空の下で食事を楽しんでほしい」と期待した。

 社会実験は車の通過にかかる時間や交通量の変化、歩行者の通行量や滞在時間などを調べ、車線縮小の影響と歩道拡大の効果をそれぞれ検証する。検討会は結果を踏まえ、年度末をめどに「定禅寺通まちづくり基本構想」を取りまとめる。

車線が一部縮小された定禅寺通=20日午後0時25分ごろ、仙台市青葉区
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