河北抄(8/20):14世紀に欧州でまん延したペストの終息は…

 14世紀に欧州でまん延したペストの終息は人々を恐怖から解放し、15世紀のルネサンスをもたらした。1918年から世界に広がったスペイン風邪は、流行が収まると同時に大量生産・大量消費時代が幕を開け、世界経済が沸騰した-。

 我慢の生活が長引いているせいか、最近はこんな記事に目を奪われる。どれも因果関係ははっきりしないが、それでも希望はあった方がいい。コロナ禍の後にも、きっと良いことがあるに違いない。

 宮城県内はきょう、2度目のまん延防止等重点措置が始まった。仙台市内の飲食店では酒類の提供が事実上禁じられ、百貨店の食品売り場では入場制限も。業界の皆さんの我慢は限界に近いはず。何とか希望を見いだして乗り切りたい。

 「年末には忘年会ができるのではないかと思う。感染を抑え込めば、明るい年越しができる」。重点措置の再適用を決めた17日、村井嘉浩知事が語っている。

 三大発明や「黄金の20年代」に肩を並べるようなアフターコロナの姿には程遠いが、それでも希望はあった方がいい。 忘年会、それもとびっきり盛大に。

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