<アングル青森>緑と融合 旧家彩る 青森・宮越家 ステンドグラス

<傑作>「涼み座敷の間」のステンドグラス。庭木を借景にアジサイ、モクレン、ハゼが四季の移ろいを表現する。小川の最高傑作の一つとされる

 青森県中泊町の旧家「宮越家」の離れ「詩夢庵」が期間限定で一般公開されている。日本のステンドグラス作家の草分け小川三知(さんち)(1867~1928年)の作品などを間近に鑑賞できる。

 離れは宮越家9代当主の故正治が1920年、妻の誕生祝いとして造った。技巧を凝らした色彩豊かなステンドグラスのほか、ふすま絵や掛け軸、庭園なども見どころだ。

 一般公開は昨年11月に初めて行われ、今年春にも企画された。秋の公開は9月19日まで。見学は有料で事前予約が必要。(青森総局・今愛理香)

<精巧>円窓に十三湖の景観が浮かぶ。裏側にガラスを重ねる高度な技法が施されており、繊細さが光る
<優美>「山蘭の間」の欄間は明治~戦後に活躍した能面師の後藤良が手掛け、ふすま絵は桃山~江戸初期の絵師、岩佐又兵衛作と伝わる
<歓迎>地元住民がボランティアガイドを務める。津軽弁による解説で、観光客をもてなす
<静寂>離れから望む庭園「静川園」。奥には茶室跡、厨子(ずし)などが収められている達磨(だるま)堂がある

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「アングル」は、四季折々の風物詩や人々の表情、地域の伝統行事、豊かな自然などにカメラを向けて、東北の魅力を再発見します。


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