マスコット「クムトパス君」がパラ柔道を応援 南三陸のタコがモチーフ

 宮城県南三陸町特産のタコをモチーフにしたキャラクター「オクトパス君」の弟が、東京パラリンピック柔道日本代表の応援団として大会に臨む。日本視覚障害者柔道連盟のマスコット「クムトパス君」は、東日本大震災の復興支援を機に生まれた。これまでの感謝を胸に、町内からも選手を激励する声が上がる。

クムトパス君(左)とオクトパス君を手にする大森さん=南三陸町の南三陸YES工房

 クムトパス君は柔道着をまとい、相手と「組む」動きと「オクトパス」を名前に掛けた。誕生に関わったのは、同町出身で2008年からパラ柔道男子代表監督を務める遠藤義安さん(61)=仙台市泉区=。震災後、オクトパス君グッズを製造する「南三陸YES工房」の設立に携わった。

 復興のシンボルとしてオクトパス君が人気を集める中、障害者柔道の発展に新たなキャラを役立てたいと14年に仲間と弟分を考案。足を絡ませて粘り強く相手を崩す柔道と、タコのイメージを結び付けた。グッズは製造していないが、連盟ホームページや大会パンフレットに描かれている。

 遠藤さんは古里の南三陸を気に掛け、13年にはチーム合宿も実施するなどたびたび町内を訪れた。YES工房代表理事の大森丈広さん(38)は「いつも思いを寄せてくれた。パラでの活躍を祈っている」と話す。

 パラ柔道代表チームは、クムトパス君を会場の日本武道館に帯同させ、東北からの応援を背に飛躍を期す。遠藤さんは「大会が開かれることに感謝し、南三陸にいい報告ができるよう戦いたい」と話す。

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