宮沢賢治「星めぐりの歌」でフィナーレ 東京五輪閉会式

宮沢賢治の「星めぐりの歌」を歌う大竹しのぶさん(中央)と子どもたち=8日午後10時10分ごろ、国立競技場(高橋諒撮影)

 「あかいめだまのさそり ひろげた鷲(わし)のつばさ」。東京五輪閉会式のフィナーレを、宮沢賢治が作った「星めぐりの歌」が飾った。女優の大竹しのぶさんや子どもたちが、ステージで空を見上げるように歌い終えた後、福島県浪江町産の水素を燃料にともされていた聖火が消え、聖火台が球形に閉じられた。

 花巻市出身の詩人の作品について、式典のエグゼクティブプロデューサー日置貴之さんは「東日本大震災からの復興の思いを込めた」と意図を話した。

 式の演出では他にも東北ゆかりの人や芸能が登場。選手入場には、古関裕而(福島市出身)作曲で1964年東京大会開会式の入場曲「オリンピック・マーチ」が使われた。

 「日本伝統のお祭りを通して、世界の平和を願う」場面では、秋田県羽後町の「西馬音内(にしもない)盆踊り」の映像が流れ、仙台市を拠点に活動する津軽三味線奏者で民謡歌手の松田隆行さんがステージで「東京音頭」を歌った。

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