東京五輪サーフィン男子で五十嵐カノア選手(23)が銀メダル、女子で都筑有夢路(あむろ)選手(20)が銅メダルを獲得し、「東北のサーフィンの聖地」とも称される宮城県気仙沼市本吉町の小泉海岸も活気に沸く。新規サーファーが増えており、関係者は「東日本大震災後に途切れかけた地元サーフィン文化の再興を」と意気込む。
小泉海岸の近くのサーフショップ「かぶとむし」。月に1人ほどだったサーフィン体験に、五輪競技後は週5人ペースで申し込みが入る。かつての経験者もいるが、多くは新たに挑戦する新規のサーファーだ。
「海で遊ぶついでではなく、純粋にサーフィンに興味を持つ人が増えた。五輪の影響力はすごい」。サーフィン歴30年以上で、かぶとむしを営む鈴木優美さん(54)が実感を語る。
五輪では、台風が近づき荒れる波に懸命に挑む選手の姿が印象的だった。「遊びのように思われがちだけど実は過酷」と鈴木さん。「五輪でサーフィンがスポーツと認識された。時代が変わった感じ」と笑う。
「気仙沼本吉サーフィンクラブ」の会員も1カ月前から20人以上増え120人に。特に20、30代の若手の増加が目立つという。同クラブ事務局次長の佐藤東児さん(35)は「五輪ではカノアが華麗なエアー(空中技)で世界を魅了した。憧れを抱いた同世代も多いはず」とみる。
小泉海岸では35年以上、首長杯サーフィンコンテストが続き、以前はジュニア大会も開かれ子どもも波乗りに親しんだ。しかし震災の津波で海岸は被災。防潮堤整備などを経て2年前に砂浜が復活したが、地元住民の足は遠のいた。
これまで多かった仙台や岩手県南だけでなく、五輪後は気仙沼や南三陸など近隣からもサーファーが集まる。佐藤さんは「五輪のいい波に乗りたい。再び気軽にサーフィンを楽しむ文化を根付かせ、小泉海岸からメダリストが生まれたら」と夢を膨らませる。
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