東京パラきょう開幕 裏方として選手の晴れ舞台支える 卓球競技補佐の佐々さん

 24日に開幕する東京パラリンピックで、東北学院中学・高校(仙台市宮城野区)教員の佐々充(あたる)さん(31)が卓球競技の国内技術員を務める。ラケットの検査や試合の記録など審判員を補佐し、裏方として選手の晴れ舞台を支える。「夢のまた夢と思っていた場所。精いっぱい任務を果たしたい」と表情を引き締める。

部活動で指導する佐々さん。「パラリンピックの運営で感じたことを子どもに伝えたい」と語る

 2016年に卓球の国際審判員の資格を取得し、18年のジャパン・オープン(北九州市)や19年のアジア・カップ(横浜市)の運営に携わってきた。

 普段は卓球部の顧問として中高生を指導する。新型コロナウイルス感染症の影響でこの1年半は大会中止や練習の自粛を強いられた。

 「どうやって勝てばいいんですか」「練習試合がしたいです」。教え子の悲痛な声が忘れられない。全国高校総体で出場辞退に追い込まれた学校を目の当たりにし、大会運営の難しさを痛感している。

 パラリンピックが開催される首都圏は感染拡大が続く。「どうすれば選手が安全にプレーできるのか。自分が現地で感じたことを、中高生の大会に生かしたい」と話す。

 パラ競技の大会に関わるのは今回が初めて。「ハンディを抱えていても強く生きている選手の姿をしっかりと目に焼き付けたい。五輪とは違う価値がパラリンピックにはあるはずで、経験を子どもたちに伝えたい」と意気込む。
(剣持雄治)

河北新報のメルマガ登録はこちら


企画特集

先頭に戻る