東北楽天、決め手欠き引き分け

6回途中で降板し、悔しそうな表情を浮かべる東北楽天先発の早川(右)。捕手太田(高橋諒撮影)

 東北楽天は12残塁と決め手を欠いて引き分けた。

 打線は一回に小深田の先頭打者本塁打で先制。1-1の四回は再び小深田の適時打で勝ち越したが、五回以降は1安打にとどまった。先発早川は六回途中2失点。二回に杉本の同点ソロを浴び、2-1の六回には吉田正の三ゴロの間に追い付かれた。早川の降板後は安楽、酒居、宋家豪の継投で無得点に抑えた。

 オリックスは先発田嶋が6回2失点と粘った。

▽本塁打 小深田3号(1)(田嶋)杉本20号(1)(早川)

早川、2度のリード守れず

 不完全燃焼のマウンドだった。東北楽天の先発早川は六回途中2失点で降板。首位オリックスに突き放されはしなかったが、自身の失策が絡んで追い付かれる展開は悔やみ切れない。

 今季計33失点のうち13失点している六回を乗り切れなかった。先頭の宗に二塁打を許すと、安達は投前に送りバント。難なくさばけるタイミングだったが、ボールが手に付かず投げられない。一、三塁となり、吉田正の三ゴロで試合は振り出しに。続く杉本に安打を浴び、今季最少の74球で交代を告げられた。

 「投球内容というより、それ以外の部分のミスが自分の首を絞めてしまった。もう一度やり直さないといけない」。ルーキー左腕はベンチで顔をしかめた。

 11球で三者連続三振と完璧だった一回の勢いが続かず、次第に球が浮きだした。相手打線の5~9番には被打率2割2分7厘と得意にしている右打者が並んでいたが、「インコースに投げ切れない部分が失投につながってしまった」。5番杉本に高め直球を同点ソロにされるなど、流れに乗り切れなかった。

 「リリーフじゃないので、一回だけよくてもしょうがない」と石井監督。大崩れしなかった粘りは評価しつつ、「慎重にいくところと大胆にいくところを使い分けながら投球してほしい」とメリハリを求めた。
(斎藤雄一)

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