宋家豪ピシャリ 東北楽天逃げ切る

プロ初セーブを挙げた東北楽天の宋家豪(藤井かをり撮影)

 東北楽天が逃げ切った。

 打線は一回、浅村、島内の連続適時打と辰己の2点打で4点を先取。四回は島内が15号2ランで引き離した。

 先発則本昂は6回途中4失点で8勝目。3番手酒居が七回に2点を奪われて1点差に迫られたが、八回を安楽、九回を宋家豪が無失点で切り抜けた。宋家豪は来日初セーブ。

 オリックスは先発の山崎颯が試合をつくれなかった。

▽勝 則本昂15試合8勝4敗
▽S 宋家豪42試合1勝1敗1S
▽敗 山崎颯3試合1敗
▽本塁打 吉田正20号(1)(則本昂)島内15号(2)(山田)杉本21号(2)(則本昂)ジョーンズ4号(1)(則本昂)

1点差、3人で締めプロ初セーブ

 守護神松井の負傷離脱が発表されたこの日、九回のマウンドはこれ以上ないほどスリリングだった。オリックスの猛追を受け、最大6点あったリードがわずか1点。東北楽天の楽勝ムードは完全に消えていた。

 主に八回を任されてきた宋家豪が、ファンの祈りを受けながら投球練習に臨む。「いつもと違う雰囲気」。首位とのゲーム差を詰めるためには失点が許されない。相手は中軸の3人。全員がこの試合で本塁打を放っている。

 先頭の吉田正を難なく二ゴロに打ち取り、表情に余裕が生まれた。杉本の二遊間を抜けてもおかしくない当たりを、二塁手・山崎剛が華麗に回り込んでアウトにしてくれた。バックにもり立てられ、右腕はグラブをたたいてほえた。最後はこの日最速の153キロ直球でジョーンズを遊ゴロに仕留めた。6年目でプロ初セーブ。「最高です」。お立ち台で声を張り上げた。

 試合前まで宋家豪は防御率2・29で21ホールドを積み重ねてきた。「シーズンの最初からここまで、いい投球を続けてくれている」。石井監督の信頼は揺るぎない。

 右太ももを痛めた松井は全治1カ月が見込まれる。「松井選手が戻ってくるまで、与えられたポジションでしっかり頑張る」と宋家豪。クローザーの帰還まで、しびれるマウンドに上がり続ける。(斎藤雄一)

松井、右脚痛め全治1ヵ月

 東北楽天の松井裕樹投手が26日、右太もも痛で出場選手登録を外れた。25日のオリックス戦前の練習中に痛めた。

 25日に仙台市内の病院で診断を受け、全治まで1カ月ほどかかる見込み。石井監督は「チームに貢献してきた投手がいなくなるのは痛いけど、チームの試練だと思うのでぐちぐち言うことではない」と話した。

 先発から抑えに復帰した今季は登板43試合で0勝2敗、防御率0・63、リーグ2位の24セーブ。松井の代わりに森原康平投手が登録された。

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