東北楽天逆転負け、3位に後退

8回ロッテ無死、中村奨(左)に勝ち越しソロを許した東北楽天の安楽(高橋諒撮影)

 東北楽天は逆転負けで3位に後退した。

 1-1の八回、2番手安楽が中村奨の勝ち越しソロなどで2点を失い、今季初黒星を喫した。先発田中将は7回1失点。五回に安田の同点ソロを許した。打線は一回に鈴木大の適時二塁打で先制。二回以降は得点圏に5度走者を進めたが、あと一本が出なかった。

 ロッテは2連勝で2位浮上。2番手国吉が移籍後初勝利を挙げた。

▽勝 国吉6試合1勝1S
▽S 益田46試合4敗27S
▽敗 安楽38試合3勝1敗
▽本塁打 安田7号(1)(田中将)中村奨7号(1)(安楽)

安楽、痛恨の被弾

 打球が弾んだ左翼席を見つめたまま、しばらく立ち尽くした。1-1の八回、東北楽天の安楽が一発に泣いた。

 先頭は打率リーグ4位でパンチ力もある中村奨。本塁打は許されず、厳しいところを攻めたい。かといって次は4番マーティン。四球で走者をためたくもない。カウントは2ボール2ストライク。難しい状況で「低めに投げ切れなかった結果かなと思います」。5球目の変化球が真ん中に入り、高々と上がった打球がスタンドに吸い込まれた。

 守護神松井の負傷離脱を受け、2試合連続で上がった八回のマウンド。試合前まで37登板で防御率1・16。何度も火消しに成功してきた。2年ぶりの黒星を喫した3連投の右腕を責めるのは酷だ。

 石井監督も「ずっとやられないリリーフはいない。今日起こったことは、次のステップとして考えてもらえばいい」と心情をくむ。

 そもそも打線が攻め切れていれば、投手陣の重圧も和らいだ。9安打で6度得点圏に走者を進めながら、一回の1点止まりではさみしい。「なかなか調子の出てこない選手もいる中で、どうやってホームを踏ませることができるか。もう一度模索して臨みたい」と指揮官は言う。

 首位とのゲーム差を2に詰めた翌日に、3位へ後退してしまう大混戦のパ・リーグ。連敗だけは避けたい。
(斎藤雄一)

河北新報のメルマガ登録はこちら

企画特集

先頭に戻る