「海保カレー」がせんべいに 港町・塩釜のご当地グルメをPR

シーフードカレー味の「海保カレーせんべい」

 宮城県の塩釜商工会議所が宮城海上保安部と連携して進める「みなと塩竈(しおがま)海保カレープロジェクト」は、新商品の海保カレーせんべいを発売した。せんべい販売の海鮮せんべい塩釜(塩釜市)が開発に協力。塩釜市内外の店舗とネットショップで取り扱い、土産やギフト用の商品としてPRする。
 せんべいは直径約7センチで、シーフードカレー味。ジャガイモのでんぷんで生地をつくり、スパイスの効いたカレールーのほか、ホタテやイカ、タコのミンチを練り込んだ。
 生地は約200度の鉄板で挟み焼きにした後、180度ほどの油で揚げ、しょうゆを塗って仕上げた。1箱756円(2枚入り6袋)で、パッケージはカレーをイメージした黄色を基調に、具材のイラストをあしらった。
 塩釜市新浜町にある海鮮せんべい塩釜の直営店のほか、JR本塩釜駅前の物産施設「しおがままちの駅」や仙台市のJR仙台駅にある土産店で販売する。ネットでは、通販サイト「宮城・山形産直マルシェ」などで取り扱う。
 塩釜商議所の桑原茂会頭は「塩釜は社(やしろ)と魚の町。すしが一番で、海保カレーは2番を目指す。せんべいは軽くて保存がきくので手土産にぴったりだ。塩釜の認知度向上のため一生懸命販売活動に取り組みたい」と意気込んだ。

巡視船で引き継がれたレシピ

 塩釜商工会議所の「みなと塩竈(しおがま)海保カレープロジェクト」は2018年12月の発足以来、海保カレーを新たなご当地グルメと位置付け、観光振興と地域活性化につなげる活動を展開してきた。昨年3月発売のレトルトパウチ商品の出荷数量は7月末で4万食を突破するヒットとなっている。
 塩釜港を拠点とする宮城海上保安部には、巡視船などでレシピが代々引き継がれてきたカレーが9種類あり、航海の一区切りとなる入港日の昼食で乗組員に提供されるという。
 海保カレーは宮城海保からレシピの提供を受け、シーフード、ビーフ、フルーツキーマの3種類の味を再現。それぞれに宮城海保の巡視船「まつしま」「ざおう」「くりこま」の名前を付けた。
 プロジェクトは2019年7月に、市内のそば店やかまぼこ店で海保カレーの提供を開始。現在は飲食店を中心に8店(一部休止中)で食べられる。次いでレトルトパウチ商品(180グラム)の販売に取り掛かり、せんべいは第3弾となる。
 商品販売以外の活動にも積極的に取り組み、食を通じて地元の魅力を知ってもらおうと、今年2月には市内11小中学校の給食で海保カレーが振る舞われた。
 学校栄養士がフルーツキーマカレーのレシピを基に、児童生徒が食べやすいように辛さや具材をアレンジ。プロジェクトは学校給食版として海保カレーに認定した。

給食で海保カレーを食べる塩釜一中の生徒=2月

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