【動画】スパイス自販機、ホットな人気 カレーにチャイ、レシピ付きセットも

 おでんの缶詰、だしなど新たなラインアップが次々に登場する自動販売機。クミンやターメリック、コリアンダーなど、カレーでおなじみのスパイスの自販機が仙台市内にあるのをご存じですか。この自販機ではキーマカレーやタンドリーチキン、チャイといった人気スパイス料理のレシピが付いたスパイスのセットも買えます。ユニークな自販機の狙いを設置したカレー店に聞いてみました。
(編集局コンテンツセンター・佐藤琢磨)

自販機でカレースパイス買えるんです

 青葉区のSANTA(サンタ)宮町店が店舗の軒先にスパイス自販機を置いたのは昨年3月のこと。宮町店を含め県内に3店を展開するオーナーの槻田繁樹さん(49)は「思っていた客層とは違いますが、大変好評です」と苦笑いします。

 当初は宮町地区周辺に住むインド人、ネパール人の留学生向けでした。留学生が料理に使うスパイスの中にはベイリーフ、グリーンカルダモンなど一般のスーパーでは手に入りづらいものも多いとのことです。

 「スパイスは留学生の食事に欠かせませんが、ネット販売は1袋が500グラムや1キロなどと1人暮らしには多すぎます。小分けにして気軽に買えるようにしたら…」と自販機設置を決めたそうです。一目で分かりやすいようウインドーにはスパイスの写真も添えました。

 しかし、設置後に新型コロナウイルスが猛威を振るいます。外食を控えて自宅で食事する人が次第に増えていきました。

 自販機の利用者は留学生から仕事帰りのOL風の日本人女性らへと変化。折からのスパイスカレーブームもあって自販機は主に口コミで人気を広げ、ラインアップも単品だけでなくレシピ付きのカレースパイスセットを加えるようになりました。

 人気はキーマカレーやバターチキンカレー(ともに3、4人分、540円)のスパイスセット。

 このうちキーマカレーは小分けにされた14種類のスパイスが入っており、レシピ通りにひき肉やタマネギなどを準備すれば簡単に作ることができます。あえて店で出しているカレーと異なるレシピとし、槻田さんは「インドやネパールの家庭で食べられているような味付けです」と言います。

 槻田さんは今後、自販機で取り扱うレシピ付きスパイスセットの種類を増やしていく予定です。間もなく販売を始めるというクラフトコーラのスパイスセットはシナモンやクローブなどを調合し、暑い夏にお薦めだそうです。

 最近ではカップルや家族連れの利用者も目立つようになったといいます。「外食に抵抗を感じる人はまだまだ多いと思います。子どもや友人と一緒にスパイス料理を作って本場の味を楽しんで」と槻田さんは呼び掛けます。

店先にカレーのスパイスセットの自動販売機を置いている「SANTA宮町店」=6月17日、仙台市青葉区
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