「防災の日」の1日、気仙沼市の水産加工・ホテル業阿部長商店は、東日本大震災の教訓を継承するための社員向け防災研修を、地元住民の避難先となった創業者の元自宅ビルの前で行った。
同市内の脇地区にあるビルは3階建てで気仙沼湾に注ぐ大川に近く、震災時は約30人が建物外側のらせん階段を上って屋上に避難し、津波から逃れた。建物が残った場所は復興市民広場の整備地となり、同社は民間震災遺構として自費で保存しようと昨年9月、約80メートル北東へ移動する曳家(ひきや)工事を開始。今年6月に完了した。
研修には約20人が参加。南三陸ホテル観洋おかみの阿部憲子さん(59)が震災時の状況などを語り「100年後も見据え、気仙沼を訪れた人にみんなで災害を語り継ぐことが重要だ」と呼び掛けた。
宿泊客の安全のため、同社のホテルが高台に立地することなども説明した。富谷市出身で今春から気仙沼プラザホテルなどに勤務する阿部佳乃さん(19)は「利用者に震災のことを伝えられるよう気仙沼市民として知識を深めていきたい」と話した。
らせん階段は2005年、創業者の阿部泰児氏(故人)が地域の避難先として設け、震災前には住民との避難訓練も実施。現在は国や県でつくる震災伝承ネットワーク協議会の震災伝承施設に「命のらせん階段」として登録されている。
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