<いぎなり仙台>まちかどブラ昭和 ジャズ喫茶「カウント」(青葉区)半世紀変わらぬ大人の隠れ家/壁一面にレコード8000枚

半世紀変わらない店内のカウンターに立つ 朴沢さん
壁一面にぎっしりとレコードが並ぶ店内

 仙台市青葉区一番町に、ひっそりとたたずむジャズ喫茶「カウント」。扉を開き、照明を絞った店内に入ると、自慢のスピーカーから流れる音に包まれた。

 オーナーの朴沢伸夫さん(74)=青葉区=は定位置のカウンターに立っていた。1971(昭和46)年6月の開店から半世紀、場所も内装も変わらない。「久しぶりのお客さんは、タイムスリップしたみたいと驚く」と話す。

 店名の由来となったジャズ界の巨匠カウント・ベイシーの名盤をはじめ、壁一面に8000枚以上のレコードが並ぶ。「この音を聴きに来る人たちを大事にしている」と朴沢さん。常連はもちろん、全国のファンが訪れるのもうなずける。

 ここ2、3年は大学生ら若い客が増えた。「アナログブームでレコードに興味があるようだ」。新たな層の来店も歓迎する。

 新型コロナウイルスの影響で客足は芳しくない。それでも、朴沢さんは「店は自分の体の一部。元気なうちは続けたい」と意欲を見せる。(島形桜)

[メモ]営業は午後2時~翌午前0時(12日までの緊急事態宣言期間中は午後8時まで)。日曜定休。宣言期間中、酒類は提供しない。コーヒー500円。店内で流すレコードのリクエストもできる。仙台市青葉区一番町4の5の42。連絡先は022(263)0238。

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 記者が気になる仙台圏のお薦めスポットやグルメ、話題をテーマごとに紹介するシリーズ。東北一の歓楽街・国分町での体験など、感じるままにルポします。


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