津波で流失、心のよりどころ再建へ 閖上・観音寺上棟式

再建工事が進む観音寺本堂の上棟式

 東日本大震災の津波で流失し、現地再建が進む宮城県名取市閖上中央の観音寺で5日、本堂の上棟式があった。併設する客殿と共に、来年3月に完成する予定。

 上棟式には、檀家(だんか)や工事関係者ら約30人が参列。恵美英哉住職が法要を営んだ後、宮大工らが工事の安全などを祈願する儀式を執り行った。

 本堂は木造平屋、床面積約230平方メートルで、昨年秋に本格的に着工した。伝統工法に加え、柱の中心に穴を開けて基礎部分から上部の梁(はり)までボルトを通すなど、耐震性を高める造りとなっている。

 観音寺は津波で本堂などが全て流され、檀家約260人が犠牲になった。恵美住職は「震災後、他の地区に移った檀家も多く、以前のような活動は難しいが、寺は心のよりどころ。皆さんのおかげで、ようやく再建できる」と話した。

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