<とびらを開く>女性や子どもの力に mia forza(ミア・フォルツァ)

フードパントリーで配布した食品など。寄付者からの温かいメッセージも添えられている=8月、仙台市内

 任意団体「mia forza(ミア・フォルツァ)」(仙台市)は、ドメスティックバイオレンス(DV)や虐待などを受け、つらい経験をした女性や子どもへの支援活動をしています。代表の門間尚子さんは団体設立前から20年以上、そうした活動に携わってきました。若年層の暴力被害者をサポートする団体がなかった宮城県内で自治体も含め要望の声が多く寄せられ、2015年8月に任意団体を設立しました。

 新型コロナウイルスの感染拡大は家庭内などでの暴力増加も招き、門間さんは「女性や子どもの困窮が加速している」と実感しています。そこで団体としてさらに踏み込んだ活動が必要と考え、体制強化のためNPO法人を設立することにし、現在申請しています。

 事業は大きく三つです。一つ目は女性・子どもへの直接支援事業で、シングルマザーと暴力被害女性の語り合いの場開催、シェルター運営、就労・人間関係など女性のための相談対応、ひとり親世帯への食糧支援のほか、新たに子どもの居場所の提供も始めます。

 二つ目は人材育成事業で、自団体のボランティア養成に加え、女性や子どもを応援する地域の担い手を増やすべく、県内で活動したい人やすでに活動している人向けの育成講座も実施します。講師やインターンシップの受け入れ先として、他団体とも連携していく予定です。

 三つ目は市民活動をしている団体・個人向けのハラスメント相談対応です。以前から相談を受けることがあり、支援する側を支える必要性も強く感じていたそうです。「活動者が力を発揮できるよう応援したい」と、今後は新たに相談窓口を設ける計画です。

 また団体には、学校や習い事の先生、町内会などからも様子が気になる女性や子どもがいるといった相談があり、地域との連携も進んでいます。

 団体が関わる当事者の状況はさまざまで、深刻なケースもあります。少しでも元気になれるような場づくりを心掛けていて、食品を直接配布するフードパントリーなどの現場はとても明るい雰囲気だといいます。

 「女性や子どもを泣かせない社会をめざす」という目標を掲げるミア・フォルツァは、一人一人に寄り添いながら不安を安心に変えるサポートをしています。(NPO法人せんだい・みやぎNPOセンター 鶴巻さやか)

◎参考情報
mia forza(ミア・フォルツァ)
名称由来 「私の力」「私の強さ」という意味のイタリア語
連 絡 先 miaforza.sendai@gmail.com
フェイスブック 
https://www.faceb ook.com/miaforza.sendai/

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