<いぎなり仙台>まちかどブラ昭和 駄菓子店「ハトヤ」(太白区)創業時は玩具店/子どもの心 今もつかむ

今も昔も子どもたちに大人気の駄菓子が並ぶハトヤの店内
1968年ごろのハトヤ。当時は玩具を販売していた(ハトヤ提供)

 よっちゃんイカ、ココアシガレット、うまい棒…。うなぎの寝床のような店内の棚に、色とりどりの駄菓子がびっしりと並ぶ。

 「ハトヤ」(仙台市太白区)は、横町の風情が漂う小さな商店街の一角にある。子どもたちが店の前に自転車を止め、目当ての品を買っていく光景は、昭和の頃とほとんど変わらない。

 「駄菓子の醍醐味(だいごみ)はね、何といってもくじ引きなんだよ」。店主の斉藤ノブ子さん(76)が説明する。

 くじ付き商品は近年、減少傾向という。それでも、小さな箱に入った球状の「マルカワマーブルフーセンガム」や、最高で100円が当たるスクラッチカードくじなどは、今でも人気を集める。

 1968(昭和43)年の創業時は玩具店。テレビゲームの台頭などを受け2005年、駄菓子店に切り替えた。商品棚には、かつて販売したオセロや釣りゲームなどの盤ゲームが残り、店構えとともに昭和の趣を伝える。

 「そろそろ引退を考える年齢だけど、健康のため、もう少し頑張るよ」。斉藤さんが笑いながら話した。(武田俊郎)

 「いぎなり仙台 まちかどブラ昭和」は今回で終了します。

[メモ]長町青果市場(仙台市中央卸売市場長町分場、1892~1963年)跡地に開設された商店街「長町フラワー通り」にある。午前10時30分~午後4時。不定休。仙台市太白区長町1の7の37。連絡先は022(248)8444。

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