廃絶寸前とされる木おけの文化と技術を守ろうと、郡山市田村町の造り酒屋「仁井田本家」で8月23~26日、昔ながらの仕込みだる作りが行われた。木おけ復活に取り組む香川県小豆島町のしょうゆ蔵から駆け付けた職人4人と「福島木桶(きおけ)プロジェクト」メンバーの共同作業で伝統の技を伝えた。
4日がかりで完成した木おけは20石(3600リットル)の大きさ。先々代の蔵元が将来の木おけ作りを見越して植林した杉を用いた。
日本酒やしょうゆの醸造に欠かせないおけは、製法の近代化や大量生産の風潮とともにほうろう製やステンレス製が主流となり、木おけ職人は全国で数人にまで激減していた。
こうした事態に危機感を抱いた小豆島の「ヤマロク醤油(しょうゆ)」が呼び掛け、木おけ文化を後世に残す全国プロジェクトが発足。福島のプロジェクト代表長谷川大輔さん(35)=郡山市=も「高度な組み上げ技術を受け継ぎ、守りたい」と2年前から技術習得に励んできた。
福島の日本酒は全国新酒鑑評会の都道府県別金賞獲得数で8回連続日本一を達成。一方で味の均質化を指摘する声もあった。
現蔵元の仁井田穏彦(やすひこ)さん(56)は「木おけは微生物のコントロールが難しい半面、オンリーワンの味わいを生み出す可能性もある」と期待を込める。
仁井田本家は現在15本の酒だるで仕込みをしており、木おけの復活は今回が3本目。1年に1本ずつ15年かけて全てを木おけに切り替えるという。
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