ホヤの薫製オイル漬け、笹かまのアヒージョ 酒販店が日本酒セット販売

ウナギと笹かまのアヒージョ(齋林本店提供)

 宮城県美里町の酒販店「齋林本店」が、新型コロナ禍で苦境に立つ県内の酒蔵や居酒屋を応援しようと、コラボ商品「Trinity(トリニティ)」の販売を決め、予約を受け付けている。宮城の食材を使ったおつまみとオリジナルの日本酒のセットで、気軽に居酒屋の味を堪能できる。

 おつまみは仙台市で3店を運営する「おやじ」が開発。日持ちする「ウナギと笹かまのアヒージョ」と「ホヤの薫製オイル漬け」の2種類(120グラム)を考案し、瓶詰めした。

 アヒージョは塩釜の笹かまぼこにウナギやシイタケのうま味が染み込む。オイル漬けは石巻産の新鮮なホヤを蒸した後、桜のチップでじっくりいぶした。

 店は緊急事態宣言期限の9月12日まで休業している。高橋誠専務(47)は「開業18年で培った味を家で楽しんでほしい」と話す。

 阿部勘酒造(塩釜市)のオリジナル酒「別誂(べつあつらえ)」(720ミリリットル)は、ドライな飲み口。阿部昌弘社長(37)がおつまみの味を引き出す、市場には出回らない酒を用意した。

 今年5月、齋林本店の従業員山村源葵(げんき)さん(36)が、長年取引のあるおやじに商品開発を提案。「海の料理には浜の日本酒がいい」と阿部勘にも声を掛け、コラボが実現した。

 1日には薫製作りが終盤を迎え、おやじが経営する仙台市青葉区の「飲み喰(く)い処 壽哲廸(おやじ)」関係者らが作業を見守った。山村さんは「飲みに行けない状況が続くが、宮城の酒と食材を応援してほしい」と呼び掛ける。

 2種類のおつまみは、それぞれ150個ずつ。1品と酒のセット(税込み2800円)と、2品と酒のセット(同3600円)がある。予約は10日まで。連絡先は齋林本店0229(32)2304。

ホヤの薫製をオイルに漬け込むスタッフ=1日、仙台市青葉区の「壽哲廸」
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