仙台市青葉区の広瀬川に架かる牛越橋付近で13日夜、カゲロウとみられる虫の大発生が見られた。
午後8時50分ごろ、橋のアスファルトの路面は虫の死骸に覆われていた。雪が積もったようなクリーム色で、通り過ぎる自動車のわだちが刻まれた。橋のたもとの一角は約3センチほど積もり、ハンドルを取られる自転車もあった。
通り掛かったタクシー運転手の男性(75)は「蒸し暑い時期の夜、たまに見かけることがある」と話した。
水生昆虫に詳しい信州大の平林公男教授(淡水生物学)は「オオシロカゲロウの一斉羽化だろう。水温が下がるこの時期に全国中で起こる。決して珍しいことではない」と話す。
一斉に羽化するのは天敵である捕食者の鳥や魚などから逃れるため。捕食者が食べきれないようにして種の保存を図る。幼虫として夏場を川底で過ごすカゲロウは9月中旬ごろに水面に上昇。夕方に羽化し、交尾や産卵をして数時間で死んでしまう。
平林教授は「虫には光に誘引される性質があり、川に最も近い光源である橋に集まった」と指摘。「大量のカゲロウが生息できるほど広瀬川は栄養豊富で、健全な生態系が保たれている証拠だ」とみている。
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