人工知能(AI)を使った将棋の申し子。そんなイメージがあるけれど、実際は全然違うらしい。駒の進む方向が書かれた「スタディ将棋」で祖母に教えてもらい、近くの将棋教室に通った。教室では徹底的に詰め将棋に取り組まされた▼通い始めたのは幼稚園児の頃。まだ漢字が書けない。先生に提出する詰め将棋の答えは、坊やが駒を動かす通りに、付き添いの母が漢字で書いてくれたという。将棋の藤井聡太棋士の幼少時のエピソードだ▼「藤井将棋の基礎を作ったのは、子ども将棋教室時代の詰め将棋を中心としたアナログな勉強法」。観戦記者の鈴木宏彦さんが著書にそう書いている。AIを使った将棋の研究を始めたのは、意外なことに、プロになる直前の頃からだそう▼おととい、最年少で三冠を達成した。17歳で初タイトルの棋聖を獲得し、18歳で王位、ことしはその二つを防衛した。さらに叡王を同郷の先輩豊島将之竜王から奪取。この人にだけは藤井三冠もなかなか勝てなかった相手だ▼コロナ禍で公式戦がしばらく中止された昨年、高校生だった藤井さんは「将棋とじっくりと向き合えた」と語っていた。逆境さえもかえって味方にできる強い意志。記録を次々に塗り替えていく新三冠の活躍は、すがすがしく、そしてまぶしい。(2021・9・15)
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