コロナ下の学生支援、缶詰など1.3トン寄贈 東北大寮にNPO

 新型コロナウイルスの感染拡大により、アルバイト収入が減ったり、帰省できなくなったりした学生たちを支援しようと、宮城県富谷市のNPO法人「ふうどばんく東北AGAIN(あがいん)」が14日、仙台市内の東北大の学生寮に食料約1・3トンを贈った。

 法人のスタッフやボランティア6人が、食料品を入れた段ボール217箱を車3台に積んで青葉区の明善寮に運び、大学の職員らと搬入した。食料はパスタやレトルト食品、缶詰など24種で、主に県内や首都圏の事業所から寄贈を受けた。
 寮生でつくる寮委員会の委員長を務める菅原健太さん(21)=教育学部2年=は「寮で暮らす学生の多くは金銭的に余裕がない。食料は何よりありがたい」と話す。首都圏で感染拡大が続いたため、東京都出身の菅原さんは夏休み中の帰省を断念。仙台市内の飲食店の営業時間短縮などで、アルバイトで働けなくなった寮生も周囲にいるという。
 同法人は近年、コロナ禍で困窮する家庭への食料支援に力を入れてきた。理事の富樫花奈さん(39)は「夏休みに帰省もバイトもできない学生は大変。役に立てるとうれしい」と語る。
 ボランティアの提案を基に、学生対象の支援を東北大に打診。大学側は市内3カ所の寮で暮らす学生向けとして受け入れることにした。大学関係者によると、寮生は計約320人。受け取った食料は寮生の数に応じ、各寮に分配する予定。

段ボールに入れた食料品を運び入れるボランティアら=仙台市青葉区の明善寮
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