東北楽天、一発攻勢で接戦制す 島内が決勝弾

7回東北楽天2死三塁、島内が右越えに勝ち越し2ランを放つ。投手岩崎(鹿野智裕撮影)

 東北楽天は一発攻勢で接戦を制した。

 1-1の五回に炭谷の3号ソロで勝ち越し。2-2の七回は島内が決勝の18号2ランを放った。先発岸は六回途中2失点で降板。救援4投手が追加点を許さなかった。3番手西口が4勝目、5番手酒居が3セーブ目を挙げた。

 ソフトバンクは引き分けを挟んで5連敗。相手を上回る9安打を放ったが、つながりを欠いた。

▽勝 西口20試合4勝1敗
▽S 酒居44試合3勝2敗3S
▽敗 岩崎42試合2勝4敗6S
▽本塁打 炭谷3号(1)(石川)島内18号(2)(岩崎)

打点王争いトップ、見せた勝負強さ

 実に勝負強い。2-2の七回2死三塁、東北楽天の4番島内が右越え2ランを放って勝利をたぐり寄せた。石井監督は「あの場面でうちの『3・5番』が打てなかったらしょうがないという気持ちは持っていた。そこで何とか打ってくれた」とたたえた。

 「すごいチャンスで回ってきた」と島内。1-1の三回1死一、二塁では凡退していただけに、打ちたいところ。緊張もした。だが「打てないのは当たり前。緊張していても仕方がない」といつも通りに開き直り、マウンドの岩崎と対峙(たいじ)した。

 初球のフォークボールを見送り、次の154キロ高め直球にバットを強振。鋭い打球は風に乗り、右翼席最前列に達した。歓喜を背に受け、黙々とダイヤモンドを一周した。

 今季18号で打点は85に伸び、打点王争いのトップを快走する。背番号35は「周りに打点王いけるとか言われるが、正直興味がない」と言い切った。

 意識するのは本塁打数だという。この一発で、2018年の田中和と並び、球団の生え抜き打者で最多の記録に並んだ。「20本打ちたい。20本の数字を意識し過ぎると打てないので、25本とか、もうちょっと高い数字を目指したい」。今の調子なら一気に抜き去りそうだ。
(関俊哉)

5回東北楽天無死、炭谷が左越えソロを放つ。捕手甲斐=2021年9月19日、楽天生命パーク宮城
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