平均年齢69歳 国内初のeスポーツ高齢者プロチーム発足

 コンピューターゲームの技量を競う「eスポーツ」の国内初となる高齢者プロチーム「マタギスナイパーズ」が21日、秋田市で発足した。全国で最も高齢化が進む秋田県を拠点に技術を磨き国内外の大会出場を目指す一方で、認知能力の向上や健康増進を図る。

ゲームを操作するマタギスナイパーズの選手=秋田市

 チームは県内在住の66~73歳の男女8人でスタートする。平均年齢は69歳。インベーダーゲームやテレビゲームの経験はある人もいるが、コンピューターゲームは初心者という。

 チームを運営する同市のIT関連会社「エスツー」は6月、65歳以上の県内在住者で月数回の練習に参加できることなどを条件に選手の募集を始め、21人が集まった。練習などでの選考を経て8人に絞り込んだ。

 同市の増沢泰子さん(67)は昨年、勤めていた介護施設を退職。募集を知り応募した。「手、指、目、耳を全て使い、判断力と戦略を練る力も必要。認知症防止にもなって楽しい」と笑顔で語った。

 「フォートナイト」「ヴァロラント」といった対戦型オンラインゲームの操作技術を磨き、国内外の大会出場を目標にする。10月にもゲーム実況を動画配信する予定で、スポンサー獲得による収入確保を目指す。選手の健康状態も管理し、ゲームによる健康増進効果、身体機能の向上も狙う。

 エスツーの須藤晃平社長(40)は「秋田の元気な高齢者をPRできるメンバーがそろった。国内外にシニアeスポーツの波を起こしたい」と話した。

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