東北楽天、早川臆せず9勝目 浅村の逆転弾が勝利呼ぶ

西武戦に先発、6回途中2失点で9勝目を挙げた東北楽天・早川

 東北楽天が競り合いを制した。

 0-1の三回、浅村の14号2ランで逆転。六回は山崎剛の適時打、八回は鈴木大の犠飛で加点。先発早川は六回途中2失点でチーム最多タイの9勝目。六回に岸のソロで1点差に迫られ降板したが、救援4投手が無失点で抑えた。九回を締めた宋家豪が3セーブ目。

 西武は投手陣が計10四死球と精彩を欠いた。自力でのクライマックスシリーズ進出の可能性が消滅した。

▽勝 早川19試合9勝5敗
▽S 宋家豪51試合1勝3敗3S
▽敗 浜屋5試合1勝4敗
▽本塁打 中村13号(1)(早川)浅村14号(2)(浜屋)岸8号(1)(早川)

チーム最多タイも途中降板に悔しさ

 チーム最多タイの9勝目を手にしても、東北楽天の先発早川に充足感はない。一打同点のピンチを迎えて六回途中での降板。「投げ切りたかったのはある」。喜びよりも悔しさがにじむ口ぶりだった。

 3-1の六回、先頭の岸に左翼ポール際へ一発を浴びて1点差に迫られた。続く森には初球を左前へ運ばれた。この試合で初めて許した連打。小山投手コーチがマウンドへ駆け寄って間を取る。2死二塁までこぎ着けたが、相性の悪い左打者を迎えたところで安楽にマウンドを譲った。

 「早川もいい投球をしてくれていたが、さらに0点に抑えるとか、勝利の確率を上げるため」と石井監督。前回登板同様、イニング途中で救援陣の助けを借りた早川は「リリーフの先輩方に迷惑を掛けているというのはずっと感じている」と歯がみする。

 ただ、本調子でないながらも粘ったからこそ、白星をつかめた。変化球の精度があまり良くない状態で、強気の投球を貫いた。二回に中村に先制ソロを浴びても臆することなく、140キロ台後半の直球を軸に相手を攻めた。

 あと1勝で塩見と辛島の9勝を抜き、球団史上初めての2桁勝利の左腕となる。「イニングを投げ切る部分が、もう一段階、自分のステップを上げる意味でも大事だと感じた」と背番号21。節目の白星はすっきりとつかみ取りたい。
(斎藤雄一)

河北新報のメルマガ登録はこちら

企画特集

先頭に戻る