ベガルタ、17位徳島に苦杯 窮地に追い込まれる

仙台―徳島 試合終了間際、徳島の右CKからの攻撃で、こぼれ球を石井(5)に押し込まれる。左は仙台のGKスウォビィク(山本武志撮影)

 第30節第2日(25日・ユアスタ仙台ほか=4試合)仙台はともにJ2降格圏にいる徳島と対戦し、終了間際に失点して0-1で敗れ、J1残留圏16位の湘南との勝ち点差5を縮められなかった。仙台は2連敗。徳島は連敗を6で止めた。

 仙台は好機を生かせず、最終盤にセットプレーから失点して敗れた。0-0の後半45分、徳島に右CKから決勝ゴールを許した。立ち上がりから右サイドを軸に敵陣深くへ攻め込んだが、ゴール前での決め手を欠いた。後半の選手交代による攻勢も実らなかった。

好機逃し続けた代償大きく

 好機を逃し続けた代償はあまりにも大きかった。J1残留争いの直接対決で18位仙台は試合終了間際、17位徳島に決勝点を奪われて敗れた。主将の蜂須賀は「最も悪い結果。1本のセットプレーに泣いた」と肩を落とした。

 後半45分、徳島の右CKに沈んだ。後方から飛び込んできたムシャガバケンガがヘディングシュート。GKスウォビィクがはじいたこぼれ球を、石井に押し込まれた。

 試合は仙台が優位に進めていた。序盤から右サイドを中心に攻撃を展開。ボールを保持しながら攻めあぐねる徳島とは対照的に、クロスやスルーパスなどでゴールに迫った。後半6分には蜂須賀の右クロスに合わせ、富樫がヘディングシュートを放つ。

 「この攻撃を続けていけば、いつかゴールできる」(蜂須賀)。思いとは裏腹に守勢に回る時間帯が増え、焦りが募ったか。前線へのパスをカットされて自陣深くへの進入を許し、決勝のCKにつながった。手倉森監督は「終盤の攻撃のバランスで、冷静さを欠いてしまった」と振り返る。

 結果が順位を左右する、15位清水など下位5チームとの直接対決で今季わずか1勝。「ホームで徳島との順位をひっくり返そうという思いだったが、窮地に追い込まれる結果になってしまった」と指揮官。挽回の機会は残り少ない。
(丹野大)

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