デスク日誌(9/29):イメチェン?

 自民党総裁選がきょう行われる。候補4人のうち2人が女性で、選挙戦ではこれまでになく多様性アピールが盛んだった。なにしろ複数の女性候補が立つのは結党66年にして初めて。

 そもそも総裁選に立候補した女性は2008年の小池百合子現東京都知事だけ。野田聖子さんが過去3回意欲を示しながら推薦人20人の壁を越えられず出馬できなかったのを思えば、党内にそうした機運がないのは明らか。

 女性の大統領、首相は20人ほどだそう。近年ではフィンランドのサンナ・マリン首相が34歳で就任。同国3人目の女性首相で、連立を組む主要政党の党首も、閣僚の過半数も女性だ。閣僚の半数以上が女性という国は珍しくない。

 新総裁による党役員人事、首相指名後の組閣はどうなるか。派閥推薦は受けない建前で、論功行賞人事も避け、衆院選を意識して女性や若手を交えた多様な顔ぶれになるのだろうか。

 総裁選はしょせん、党員、議員とも男性多数による投票。女性候補を立ててイメージを変え、聞こえのいい施策を並べていたが、終わってみたら「あれ何だったの?」では残念すぎる。
(整理部次長 阿久津康子)

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