新幹線くりこま高原駅の駐車場、市が値上げ案撤回

無料駐車数削減などが計画されるくりこま高原駅の市営駐車場=16日午後、栗原市志波姫

 宮城県栗原市は30日、東北新幹線くりこま高原駅の市営駐車場料金の引き上げに関する条例改正案の撤回を市議会に申し出た。市議会は本会議で撤回を承認した。無料駐車台数を半減する予定だった計画も見直す。

 改正案には議員から「今も利用者が少ないのにどうして料金を引き上げるのか」「無料駐車場は移住定住を進める強みになる」などと批判が続出。市議会総務常任委員会が29日、「市民への説明不足」などを理由に全会一致で否決していた。

 佐藤智市長は撤回理由について、「提案の内容が不十分であり、詳細な検討を重ねる必要があると判断した」と説明。送迎など短時間の利用区分の検討などを経て、改めて計画を市議会に諮りたい考えを示した。

 老朽化した駐車場の管制機器の更新は、予定通り2022年4月までに実施する。

 今回の計画では、無料駐車台数を313台から160台にほぼ半減させ、時間利用料を6時間まで200円(現行110円)、12時間まで400円(同310円)、24時間まで600円(520円)に引き上げる方針だった。

 市は運用変更により、はみ出し駐車や放置車の削減などが期待でき、利用者のサービス向上につながると説明していた。

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