ベガルタ逃げ切れず 柏とドロー

柏―仙台 後半33分、柏・神谷(左から2人目)に同点ゴールを許し、厳しい表情を見せる仙台のGKスウォビィク(右)ら守備陣(山本武志撮影)

 第31節第2日(2日・三協フロンテア柏スタジアムほか=6試合)仙台は1点リードで迎えた終盤に失点し、柏と1-1で引き分けた。連敗を2で止め、勝ち点は一つ積み上げて23。残留圏の16位湘南との勝ち点差は残り7試合で4となった。同26で17位徳島の試合は3日にある。

 仙台が終盤に追い付かれ、引き分けた。前半10分、赤崎のスルーパスに反応した富樫がシュートを決めて先制。その後は柏に主導権を握られた。後半も耐える時間が続き、33分に神谷のゴールで1-1とされた。最終盤のピンチはしのぎ、勝ち越しは許さなかった。

攻めの気持ちが裏目に

 立ち上がりに得た虎の子の1点を守れなかった。仙台は試合終盤に石原が自陣でボールを失い、同点弾を許した。手倉森監督は「勝つためのチャレンジだった。結果的に同点とされたのは、もったいなかった」と振り返った。

 攻めの気持ちが裏目に出た。1-0の後半33分、自陣中央で石原が相手からボールを奪った。「ドリブルで運んでカウンターへつなげよう」。決勝点をもたらした9月のG大阪戦のように前進を試みた。だが、今回は相手に阻止され、こぼれ球を拾った神谷(青森山田高出)のゴールで追い付かれた。

 耐える展開の中、攻守の判断には難しさが伴った。先制後は柏に主導権を握られ、前半だけで9本のCKを許して何とか無失点。さらに攻勢を強めてきた後半もしのぎ続け、27分には平岡を投入。3バックの陣を敷き、逃げ切りと、試合を決定づける追加点の双方が頭をよぎっていた。

 石原は「自分がボールを取り切れなかったことが全て。システムを変え、意思疎通が足りなかった部分もあった」と悔やんだ。

 内容だけを考慮すれば、勝ち点1でも十分と言えるが、残留争いの真っただ中では、むしろ痛恨だ。「ここでネガティブになったら負け。折れずにやり続けるしかない」と指揮官。残り7試合で意地を見せてほしい。
(丹野大)

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