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【特集】小さな書店放浪記 vol.4 書本&cafe magellan(マゼラン)

 ネット書店が普及する中、独自の品ぞろえや地域に根差した活動で存在感を発揮し、営業を続ける書店がある。店舗は小さくても味わいは深い。そんな仙台市内の書店を訪ねた。

思想や美術 古書幅広く

 仙台市図書館などが入る「せんだいメディアテーク」のほど近く、晩翠通沿いに2007年オープンしたカフェを兼ねた古書店。「本好きな人に来店してもらえるよう、図書館の近くを選びました」。店主の高熊洋平さんは説明する。

 約24㎡の店内には6000冊以上の古書が並ぶ。「思想、美術に関する本は欠かさずに、幅広いジャンルを扱っています」と高熊さん。高熊さんは大学卒業後、宮城県図書館に2年勤務した後、市内の古書店で働くなどして経験を積んで開業した。近年、新刊書店の棚の回転率は早くなっており、「読みたい」と思ったときにはないケースが増えているとか。「昔読みたかったけど、当時は忙しく読めなかった」と、絶版本を探しに来る人もいるという。

仙台市青葉区春日町7-34
TEL022-224-7560
営/10:00~20:00(土・日曜は19:00まで)
休/火曜

(河北ウイークリーせんだい 2021年10月7日号掲載)

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