河北新報社は5日、通算102回目の防災巡回ワークショップ「むすび塾」を宮城県大郷町中粕川地区で開いた。2019年10月の台風19号豪雨で吉田川が決壊し、地域は大規模な浸水被害を受けたが、犠牲者を出さなかった。2年前の被害と行動を振り返り、教訓について意見を交わした。
自主防災組織の役員や消防団員ら7人と、助言者として東北大災害科学国際研究所の佐藤翔輔准教授が参加した。台風19号では、吉田川の堤防決壊により、地域のほとんどの住宅が浸水被害を受けて、100棟が全半壊した。
一方で町が各戸に配置した屋内タイプの防災無線による情報発信、自主防災組織の避難の呼び掛け、消防団の見回りなどがかみ合い、早めの避難と犠牲者ゼロにつながった。
地域では復興が大きな課題で、これまで台風19号の災害対応を検証する機会がなかったという。赤間正区長(70)は「当時を振り返る機会を設けるとともに教訓を今後の防災訓練に生かして、早めの避難をさらに徹底したい」と話した。
各家庭では1948年のアイオン台風、86年の8・5豪雨、2015年の関東・東北豪雨など過去の水害が語り継がれ、住民の危機意識の礎になっていた。
佐藤准教授は「みなさんは心のどこかで堤防が切れるかもしれないと思っていた。河川氾濫と隣り合わせだという意識を持つことがいろんな行動に影響してくる」と述べた。
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