台風19号2年 4人きっと天国に 親族建立の鎮魂碑、家屋跡地へ

 2019年10月の台風19号豪雨による土砂崩れで3人が死亡、1人が行方不明となった宮城県丸森町子安地区の家屋跡地に、親族が鎮魂碑を設置した。碑は昨年完成していた。裏手で行われていた治山工事が9月末にようやく終わり、三回忌を前に親族の集いの場に据え置くことができた。

 設置作業は今週中に行われ、土台が玄関跡に固定された。親族らは昨年10月にも碑を跡地に運び込んで花を手向け、別の場所で保管していた。

 8日には町内に住む親族の天野民子さん(70)が訪れた。碑に手を合わせ、「これでいくらか安心できる」と語った。

 今年は行方不明になっている妹小野正子さん=不明当時(63)=の名が碑に刻まれた。天野さんは「私たちがいつまでも止まったままでは正子に迷惑が掛かる。きっと天国に行っている」と話す。

 10日には町消防団などが小野さんの捜索活動を行う予定で、天野さんは献花者を迎えるため周囲の雑草を抜いた。

 家屋では天野さんの母大槻竹子さん(92)、姉大槻利子さん(70)、小野さんの夫新一さん(67)=年齢はいずれも当時=が犠牲になった。

親族が建立した鎮魂碑

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