浸水農地に出来秋再び 大崎・志田谷地地区<復興へ歩む・台風19号2年>

2021年10月4日

 台風19号豪雨から12日で2年がたつ。土砂崩れや河川の氾濫で大きな被害が集中した宮城県丸森町と大崎市鹿島台、大郷町の現場を上空から撮影し、被災当時の写真と比べて復興の状況を見た。(写真映像部・佐藤将史) 
 大崎市鹿島台の志田谷地地区は吉田川沿いに水田や大豆畑が広がる。台風19号豪雨で東京ドーム約230個分、約1100ヘクタールが水に漬かった。

 吉田川下流域は勾配が緩く、低く平らな土地が続く。同地区には4キロ上流の決壊地点から水田や道路を越えて水が流れ込み、11日間にわたって滞留。185世帯や農地が浸水した。

 住民は湖のようになった住宅街を小舟やゴムボートを使って往来した。水が引いた後も水害再発への不安や高齢化により、約50世帯が地区を離れ、40世帯超が自宅を解体した。

 2年前、水田から大量の稲わらが流出し、住民やボランティアが片付けに追われた。翌春、耕作は再開され、整然と区画された農地に今年も出来秋が訪れた。

上空から見た大崎・志田谷地地区の今
2019年10月16日

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