河北春秋(10/12):岸田政権の急ハンドルで衆院選の投開票が3…

 岸田政権の急ハンドルで衆院選の投開票が31日に早まり宮城県知事選も合わせることに。先日の小欄で村井嘉浩知事が選管に同日選とするよう「指示」と触れたが、皆さんの誤解を招いたようだ▼知事は8月に「選管は同日選にするよう最大限努力してほしい。同日にならないなら有権者が混乱しないよう日にちを離すことも重要」と語った。投票率アップや有権者の負担軽減につながるとの思いからだろう。小欄は発言を幅広い「指示」と捉えたのだが表現に丁寧さを欠いた▼平成以降の知事選の投票率で最も高いのは1997年の55・86%。再選を目指した浅野史郎氏が自民、旧新進両党が推す新人を退けた。脱政党が争点の激戦だった。最低は浅野氏が初当選した93年の39・20%。ゼネコン汚職後の政治不信が響いた▼昭和は70%台もあったがいまや50%を超えると「高い」と感じる。村井知事が4選された前回も衆院選と同日選で投票率は53・29%。97年以来の大台回復だった。村井氏と新人の医師長純一氏の論戦はあさってから▼米人気歌手のテイラー・スウィフトさんは米中間選挙で「あなたも候補者について調べ、価値観に一番近い人に投票して」と呼び掛け、共感を呼んだ。民主主義を守るのは地道な投票参加。31日はとにかく1票を。(2021・10・12)

関連タグ

河北新報のメルマガ登録はこちら

企画特集

先頭に戻る