東北で野党共闘進む 宮城は全区で立民・共産の競合回避

 衆院選での野党共闘を見据えた候補者調整に関し、東北では青森を除く5県で事実上の一本化に向けた動きが進む。秋田が全3選挙区、宮城でも全6区で立憲民主党と共産党が競合を回避し、すみ分けが成立する見通し。岩手では共産が2、3区で候補を擁立しない。山形では1、2区でそれぞれ立民、国民民主党の両新人を統一候補とし、福島は2区立民、5区共産の新人で共闘態勢を構築する方針だ。

 青森では立民と共産がともに1、2区で候補を立て、一本化は困難な情勢となっている。共産県委員会は「原発や核燃料サイクル、基地問題といった特有の争点がある。党として自公政権をただす必要がある」として取り下げには応じない意向で、3区のみ反自民で結束する姿勢を示す。

 山形3区は立民、国民の各党県連や連合山形などでつくる5者会議で当初、独自の統一候補を模索したが難航。共産新人、9月に立候補を表明した無所属新人からそれぞれ支援要請を受けたが方針がまとまらず、9日に自主投票を決めた。

 野党共闘の調整が進む県でも、連合との足並みは完全に一致していない。

 連合秋田は既に1、2区で立民現職を推薦し、共産新人の3区は自主投票とする方針を決定。連合福島も12日の会合で、共産新人で一本化される見通しの5区で自主投票を決めた。

 共産との共闘について、連合は「選挙協力とは捉えていない」(秋田)「立民支援が基軸」(福島)などと強調し、距離を置く。

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