宮城県内のIT企業でつくる県情報サービス産業協会(MISA)と東北工大が、IT業界を目指す学生を対象とした独自のインターンシップの実証実験に取り組んでいる。学内のシステムを開発する内容で、学生は実務に即した業務を体験でき、企業側も直接指導する学生の人数を絞って負担を軽減できる。実証結果を踏まえ、他の大学などにも広げる考え。
実証実験で取り組むのは、JR仙台駅や長町駅などから各キャンパスに向かうバス停や時刻表をウェブ上で紹介する「東北工業大学アクセスマップ」の機能拡充。工学部情報通信工学科の松田勝敬(まさひろ)教授の研究室の学生、院生8人が5~9月に設計、10月~来年2月に開発し、3月の発表会を経て公開する。従来の5~10日間程度のインターンと異なり、年度単位の実施で学生自身が問題解決を図る時間を十分に確保する。
企業のプログラマーらから指導を直接受けるのはプロジェクトリーダー(PL)、サブPLの院生2人に絞った。2人はオンライン会議やチャットで作業内容を確認、他の学生は技術者として開発に当たることで、企業での開発と同様の作業工程を体験する。
こうしたインターンは、企業側の人員確保や教材作成といった負担を減らし、学生も実務を深く体験できるのが利点。開発対象が学内のシステムのため、企業秘密に関する体験内容の制約も受けないという。
今回の方式をMISAに提案した松田教授は「大学が積極的に関わることで、企業の負担を減らしたい。他大学に展開でき、年度ごとに機能拡充やメンテナンスにも対応できる」と説明する。
9月17日にオンラインで実施した中間発表では、学生らがマップの利便性向上を図る仕様書などについて報告。PLの小野寺啓(ひろ)さん(23)は「学生が自分のペースで開発に取り組めるのがいい」と話した。
学生らの指導を担うエスクルー(仙台市)の伊藤正則社長は「インターンのさまざまな課題を一気に解決できる仕組み。システムの公開で学生の達成感もあり、学内サービスの向上にもなる」と手応えを語った。
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