東北楽天、今季初のサヨナラ勝ち 「自分が何とか」岡島決めた!

9回東北楽天1死満塁、岡島(27)が右前にサヨナラ打を放ち、茂木(5)らナインの祝福を受ける(高橋諒撮影)

 東北楽天は今季初のサヨナラ勝ち。首位オリックスとのゲーム差を3.5に詰めた。

 0-1の八回に鈴木大の犠飛で試合を振り出しに戻し、九回1死満塁から岡島が右前へ決勝の適時打を放った。先発早川は7回4安打1失点の好投。八回は西口、九回は宋家豪が得点を許さなかった。宋家豪は3勝目。

 ソフトバンクは救援陣が踏ん張れず、連勝が2で止まった。

▽勝 宋家豪59試合3勝3敗4S
▽敗 森27試合1勝2敗14S
 

悔しさをバットに

 東北楽天が築いた九回1死満塁のサヨナラ機。岡島に迷いはなかった。「楽な形で回してもらった。絶対に決めよう」。初球の外角速球をはじき返し、前進守備の二塁手の横を抜いた。勝利を決め、爽やかな笑顔で同期入団の島内らに水を掛けられる祝福を受けた。

 悔しさをバットに乗せた。先発マルティネスの直球に苦戦し、2、3打席目はともに空振り三振。0-1の八回無死一塁では犠打を試みるもファウルと空振りで追い込まれ、左邪飛に倒れた。その直後に味方が粘って同点に。「みんなに助けてもらって1点を取ってもらった。自分が何とか、という思いでいた」。

 2013年の日本一を知る男も近年は苦難が続いた。捕手登録に戻った19年は左肩の手術などで棒に振り、昨季は右手親指の骨折で出遅れて打率2割ちょうどに終わった。10年目の今季は再び外野手登録となり、4月から結果を残し続けて打率はチームトップの2割9分8厘。主力として最終盤まで戦い、自身3年ぶり球団最多タイの6度目のサヨナラ打が飛び出した。

 背番号27は「いろんな回り道もしたし、無駄な努力だったかもしれないこともたくさんやってきた。そういうのも続けてきて良かったと改めて思う」と感慨深げだ。石井監督が「ファイター」と称賛する巧打者の一振りで、8連戦は最高の幕開けとなった。(斎藤雄一)

9回東北楽天1死満塁、右前にサヨナラ打を放って駆けだす岡島=2021年10月13日、楽天生命パーク宮城(藤井かをり撮影)
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